世界最高峰のプレーを観よう③

上の映像は,2014年にスコットランドのグラスゴーで開催されたCommonwealth Games ペアーズ準決勝(スコットランド vs イングランド)の模様です。

動画は試合の途中(第12エンド)から始まりますが,最終第18エンドの攻防は見どころが多く,最後まで目が離せません。

また,Commonwealth Gamesという“特別な舞台”で,国の威信をかけて戦う選手たちと,彼らを取り巻く会場の熱気と緊張感を,画面を通して感じてみてください。

 
“Commonwealth Games” と “ローンボウルズ”

多くの国際スポーツにおいて,世界選手権ないしワールドカップ,また五輪競技であればオリンピックが,それぞれ世界最高峰の大会として位置付けられていますが,ローンボウルズの場合,世界選手権(World Championship)と並びうる頂点の大会として,英連邦競技会(Commonwealth Games)があります。

同大会の前身である帝国競技会(Empire Games)の第1回大会(1930年)以来,ローンボウルズは正式競技のひとつであり,そもそも同第8回大会(1966年)で適当な施設がなかったためにローンボウルズが実施されなかった代替措置として世界選手権が始まったという歴史的経緯もあります。

競技統括団体World Bowlsの総会は英連邦競技会にあわせて開催されますし,なによりも「英連邦競技会のメダリスト」としての栄誉に浴するという点で陸上競技や水泳など他のメジャー競技と同列に評価されることに,選手たちは大きなモチベーションを感じます。  

こうした背景があるからこそ,スコットランド(イギリス)のグラスゴーで2014年に開催された第20回大会でも「世界最高峰のプレー」がみられるわけです。